2007年2月2日金曜日

ポテト村雪まつり

 今年も稚内市上勇知で「ポテト村雪まつり」が開催されます。いつも通り2月第1土曜日18:30~21:30です。今年で18回目となります。
 子供たちに冬の楽しさ、雪の面白さを知ってもらおうとの趣旨で始まったこの「雪まつり」は、数基の雪像や氷の滑り台などが設置され、トン汁やジンギスカンなどの提供もあり、200人ほどの地域住民の何倍もの人たちが参加します。オープニングは近くのスキー場を隊列を組んで滑り降りる聖歌隊がもたらす聖火の点灯で始まり、締めくくりの花火大会までおおいに盛り上がります。
 わずか3時間だけの「花火」のような小さな村の小さな雪まつりですが、約1ヵ月間の準備には、地域住民は勿論、学校関係者や公務員なども参加して、毎晩コツコツと雪像づくりや会場整備が行われます。身体が冷えると事務所で休憩です。会場の隅っこに、事務所用の掘っ立て小屋が建てられて、ストーブが2基燃え盛っています。頭上に張られたロープにはホッケやタコなどの海産物がぶら下がり、これをストーブの上で焼いて食べます。差し入れのビールや酒、お茶などを飲んで暖を取ると、また雪像作りに戻ります。いろいろな人と知り合ったりするこの準備期間がかけがえのない時間です。お祭やコミュニティの原点がここにあります。

2007年1月27日土曜日

日本のてっぺん

 今、日本のてっぺん(天辺)に立っています。北緯45度31分22秒の宗谷岬です。「日本最北端の地の碑」が建っています。正確にいうと目の前に見える通称「トド島」が日本の最北端になりますが、船でないと行けません。
 この地からはロシア・サハリンが肉眼で見えます。市域でいえば稚内市です。稚内市は日本最北の市で、人口約4万1200人。漁業と酪農と観光と公共事業の町ですが、いずれも冴えません。かつて
10万人都市を目指していた勢いは全くない過疎化現象の激しい町になっています。